2018年02月20日

明日の語り手プロジェクト ブルースター・オーディション開催

明日の語り手プロジェクト 

       ブルースター・オーディション開催


218日、ブルースター・オーディションが開かれました。

去年から見守ってきたみんなの成長ぶりに感動でした。

2人がブルースターに選ばれましたが

参加者全員それぞれの個性を生かした語りがとてもよかったですよ!

34日の「青い地球にことばの種を!」に来てくださるみなさん、楽しみにしてくださいね。




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2018年02月19日

2月のお話

 銀河へ飛んだ樹々


片岡輝・文 

花之内雅吉・絵


 高い丘の上に建つ樹々の家の二階の窓から、まるでハリネズミの針ように、細くとがった枝を空に向けて背比べをしている雑木林が見えます。

 2月生まれの樹々の名前は、如月(きさらぎ)のき≠ニぎ≠とって、丘を取り巻く樹々の字を当ててつけられました。しっかりと大地に根を張って、たくましく育ってほしいというお父さんとお母さんの願いがこめられているのです。

 樹々は、さっきから空の雲に頼み事をしています。雲はいかにも困ったという顔して、「そりゃ無理というものですよ。いくらぼくが頑張っても昼を夜にすることはできませんね」


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々は、いつもより1時間でも1分でも早く夜にしてほしいと、雲に頼んでいたのです。

 リビングから、ケイタイでおしゃべりをしているお母さんの声が聞こえてきます。「2月って、ほんとにあっという間ね。2月のことを逃げる2月っていうんですってよ。あら、もうこんな時間!急いでお夕食の支度をしなくっちゃ。お宅のおかずはなーに?あら、うちもおなじにしようかしら

 お母さんが長話をしているうちに、空が暗くなって、樹々が首を長くして待っていた夜がやってきました。

             


 ごはんは、樹々の大好きなカレーライスでした。

 「あら、樹々ちゃん、お変わりは?」

 「もう、おなかいっぱい! ねえ、はやくかげえあそびしてよ、ねえ、はやく!」

 「あなた、ほんとにパパそっくりでせっかちなんだから。じゃあ、リビングの電気を消して日本間の障子の前に座ってちょうだい」

 樹々がスイッチを切ると、お母さんの姿は障子の向こう側に消えていて、「こんこんこんこんばんは」と、キツネがぺこりとおじぎをするのでした。

 「キツネさん、こんどはネコにばけてみせて」

樹々が頼むと


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ツネがくるんとでんぐりがえって、「にゃーおん」と、もうネコになっていました。

 ネコは、しっぽをぴんと立てて、キッチンの方へと歩いて行きます。

 「あ、カレーのおなべをなめちゃだめ!」

 すると、「うー、わんわんわん」イヌが飛び出してきて、ネコに大きな口をあけて吠えかかります。ネコはサッと姿を消しましたと、その時です。とつぜん、雲をつくような大男が現れ、今にもイヌを踏みつぶさんばかりに迫ってきます。樹々は、思わず大声で叫んでいました。「イヌをふまないで!」

 「ははははは、ぼくだよ。お父さんだよ。ただいまー」

 「おかえりなさーい! びっくりしちゃった」


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の夜、樹々はなかなか寝付かれませんでした。窓に映る影を見るともなく見ていると、「バサバサバサ」と何かが羽ばたくような鋭い音がして、大きな影がベッドに横になっていた樹々の上に覆いかぶさりました。

 「樹々ちゃん、さ、いそいでぼくの背中に飛び乗って!」

 樹々は跳ね起きると、翼を広げている夜鷹の背に飛び乗りました。

 樹々を乗せた夜鷹は、力強くはばたいて、星のダイヤモンドがきらめく夜空に向かって舞い上がりました。


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鷹が、ふわりと舞い降りたのは、金色に輝く月の上でした。クレーターの中からウサギが現れて、樹々とぴょんぴょんダンスを踊りました。月では、誰でもトランポリンの選手みたいに軽々と飛び上がることができます。

 樹々が調子に乗って月の砂漠を思いっきり蹴ると,体がぽわぽわぽわんと浮き上がり、まるで手がそれた手毬のようにとんでとんで、気が付くと、銀河のはずれに独りぼっちで浮かんでいるのでした。

 樹々が途方に暮れていると、星のかげからキツネやネコやイヌがあらわれ、けらけら笑いながら、おいでおいでと、手招きするのでした。


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2018年02月18日

中野図書館お話会 2018年【2月】報告

お話会の報告【2月】    東京都中野区立中央図書館お話会

2018年2月3日          司会担当 須山優子


ちょうど、節分の日の3日がお話会でした。語り手たちの会は、中野図書館で随分長いことおはなし会をしていますが、節分の当日にあたったことは、記憶にありません。「ウワ〜イ、ラッキー!」と1部は「節分」をテーマに。でも喜んだのもつかの間、紹介したい絵本は、ことごとく貸し出し中でした。それでもできる限り鬼の絵本を集めて紹介すると、子ども達は「おもしろそうだね!」と借りていってくれました。2部は、節分とはいえ、節分寒波と言われるほど寒い日が続きましたので、「温かくなりたい!」と、「手袋」「お風呂」「おでん」の特集を。気持ちが温かくなったところで、3部は「心がほっこり!おはなし特集」です。運がいいのも、主人公の優しさがあってこそ!そんな大人の思惑とは関係なく、子ども達は、ラッキーでほっこりするお話3つ楽しそうに聞いてくれました。

今月の語り手 : 吉田孝子 新田安季子 須山優子



第1部 テーマ 今日は節分、おにのはなし子ども13名 大人12

・なんでかな?!T&U(手袋、幼児向け)自作 

吉田孝子

・オニとウサギとボクのパンツ(小パネル)

(♪オニのパンツ♪のアレンジ)  吉田孝子

・おにの手遊び              新田安季子  

・セツブーン(語り)           新田安季子

  (日野十成「かえるをのんだととさん」福音館) 

・おにのファッションショー(パネル)(自作)須山優子


絵本紹介     

おにはそと 作・絵:せなけいこ 金の星社
せつぶんのひのおにいっか 作・絵:青山友美 講談社
かえるをのんだととさん 作:日野十成 絵:斎藤隆夫 福音館
おばあちゃんのえほうまき 作・絵:野村たかゆき 佼成出版
おにはうち!ピーマン村の絵本 作:中川ひろたか 絵:村上康成 童心社
まめのかぞえうた 作:西内ミナミ 絵:和歌山静子 鈴木出版
まゆとおに 作:富安陽子 絵:降矢なな 福音館
だいくとおにろく 再話:松居直 絵:赤羽末吉 福音館

第2部 テーマ あったかくなろう子ども8名、大人7
 

 ・いるかいるよ(詩)                  吉田孝子

                     (工藤直子「のはらうた」谷川俊太郎「ことばあそび」

                              安野光雅「大志のうた」より吉田版)

  ・くまの家(語り)            新田安季子

            「ちいさなおはなし集4」おはなしかご 

・手遊び おでんちゃん           須山優子

・はやくちことばでおでんもおんせん(絵本)

            (川北亮司作、飯野和好絵 公文出版)

新田安季子                                

絵本紹介


 のはらうた 工藤直子 童話屋

 ことばあそびうた 作:谷川俊太郎 絵:瀬川康男 福音館書店 
 大志のうた 作・絵:安野光雅 童話屋
 はやくちことばでおでんもおんせん 作:川北亮自司 絵:飯野和好 公文出版
 わたしのゆたんぽ 作・絵:きたむらさとし 偕成社
 おでんしゃ 作・絵:塚本やすし 集英社
 ぽっかぽかだいすきおさるさん 写真:福田卓広 ポプラ社
 やまのおふろやさん 作・絵:とよだかずひこ ひさかたチャイルド
 どうぶつえんのおふろやさん 作・絵:とよたかずひこ ひさかたチャイルド
 みんなでぬくぬく 作:エルザ・ドヴェルノア 絵:ミシェル・ゲー 童話館
 ターちゃんのてぶくろ 作・絵:おおしまたえこ ポプラ社
 さっちゃんのてぶくろ 作:内田麟太郎 絵:つちだのぶこ 金の星社
 ぼくのてぶくろ 作・絵:ふくだすぐる 岩崎書店
 ふわふわふとん(やなぎのむらシリーズ) カズコ・G・ストーン 福音館
 なんのにおい ふゆ 作:ビーゲンセン 絵:永井郁子 絵本塾出版
 うちにかえったガラゴ 作・絵:島田ゆか 文溪堂


第3部 テーマ 寒い冬、心はほっこりと子ども5名、大人4

  ・天福地福(語り)(「こぶとり爺さん・かちかち山」岩波文庫」  

新田安季子

  ・わらしべ長者(語り)(木下順二 岩波書店)   

須山優子

  ・おじいさん おばあさん(桃太郎の替え歌)自作  

吉田孝子 

  ・節分のおに(語り)(「まんが日本昔話より日本の昔話」)    

吉田孝子 


絵本紹介


  節分の鬼 まんが日本昔話 講談社

  おにとやまんば 日本むかしばなし7 日本民話の会編 ポプラ社

  てんぷくちふく 日本みんわえほん 絵:松本修一 ほるぷ出版

  わらしべ長者 日本の民話22編 木下順二 岩波書店

  わらしべちょうじゃ にほんむかしばなし 作:岩崎京子 

  わらしべちょうじゃ 日本名作おはなし絵本 作:杉山亮 絵:高畠那生 小学館

  わらしべちょうじゃ 文:石崎洋司 絵:西村敏雄 講談社

  ききみみずきん 作:岩崎京子 絵:若菜珪 童心社

  ききみみずきん 作:広松由希子 絵:降矢なな 岩崎書店




今月のの手遊び ・わらべ歌


●「おにのてあそび」


オニさんのるすに


おなべをだして


まめ炒ってか〜らから


もひとつおまけにか〜らから


もひとつおまけにか〜らから


(だんだん小さな声になる)




●「おでんちゃん」


おでんちゃん おでんちゃん


デデンデデン デデンデデン おでんちゃん


ちくわ だいこん たまご もちきんちゃく


(はんぺん しらたき ウインナー さつまあげ)


*子どもにリクエストしてもらった具材でやってみる。



次回33日(土)中野お話会


・語り手 野田登志子、柏崎尚子、井上雅美


・司会  井上雅美


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