2021年02月11日

弥生語り あの日から10年 〜福島の子どもたち〜



弥生語り  あの日から10年

 〜福島の子どもたち〜
       

語り手たちの会は 2011 年 9 月より、福島の保育園、幼稚園、小学校におはなしを届けてき ました。聴いてくれた子どもたちは 20,680名になります。お世話してくださった「福島・子どもと本 をつなぐ会」の皆さんに当時から現在までの子どもたちのことを話していただきます。

2021 年 3 月 13 日(土)14:00〜16:00
       (開場 13:40)

子どもの文化研究所
       (東京都豊島区目白 3-2-9 村松ビル 3 階)
          (JR山手線目白駅下車徒歩3分) 
          (下記のチラシに地図が載っています。)



〔プログラム〕
  (福島、宮城からは、オンラインでの参加者もいます)

・1 部 福島の学校おはなし会 など
  松本貞子 辺見美江子 瓶子美千子 佐藤寿美子
            (福島・子どもと本をつなぐ会)
  竹丸富子(宮城)
  村田厚子(地域支援事業福島担当)

・2部 福島で語った語り など
  井上雅美、遠藤博子、新田安季子、
  伊知地晃子、須山優子 他


参加申込方法

@子どもの文化研究所にて参加

●参加人数:20 名(先着順) +スタッフ
●参加費:1,000 円(会員外:1,200 円)
     * 参加費は、氏名明記、封筒に入れてください。
●申込:君川みち子 042-531-1471
    須山優子 090-1819-6118 symyuco@gmail.com
   *当日は事前の体温測定、マスク着用、
            飲み物持参でご参加ください。

Aオンライン(Zoom)による参加
            (会員及び基礎講座受講生のみ)

●参加人数:100 名まで(先着順)
●参加費:無料
●申込:伊知地晃子 a_ichiji@msg.biglobe.ne.jp
●E メール  
     *件名「弥生語り参加希望」でお申し込みください。
  *お名前、連絡先を本文でお知らせください。
  *Zoom のお試しテストを
            日時ご相談のうえ実施 します。
  *Zoom に不慣れな方、不安な方は
               「お試しテスト希望」もお書きください。


チラシはこちらから ↓
     2021年弥生語り.pdf 


posted by 語り手たち at 20:43| Comment(0) | 語りのイベント

2021年02月02日

太陽と月の詩 231

「今 こ そ 、 心 の 伝 わ る 語 り の 工 夫 を ! 」 
千 葉 県 館 山 市 松 苗 禮 子

 私 が 市 立 図 書 館 の 子 ど も お 話 し 会 の ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 を 始 め て か ら 、 二 十 五 年 に な る 。 演 目 は 、 手 話 の 歌 、 手 袋 人 形 、 パ ネ ル シ ア タ ー 、 腹 話 術 な ど で 、 約 一 時 間 を 一 人 で 担 当 す る 。 一 番 の 人 気 は 、 腹 話 術 。 子 ど も た ち は 、 人 形 の 「 ノ ン ち ゃ ん 」 に 会 い た く て 、 月 に 一 回 の お 話 し 会 を 楽 し み に や っ て 来 る 。 K 君 か ら 、 ク レ ヨ ン で 「 ノ ン ち ゃ ん 」 の 上 着 を 縞 模 様 で 描 い た 絵 を 、「 は い ! 」 と プ レ ゼ ン ト さ れ た 。 早 速 、 デ ザ イ ン 通 り の 服 を 作 っ て 衣 替 え し た ら 、 み ん な 、 大 喜 び で あ っ た 。
 さ て 、 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス の 感 染 防 止 策 と い っ て 、 図 書 館 は ず っ と 休 館 と な り 、 子 ど も お 話 し 会 は 、 や っ と 十 月 か ら 再 開 さ れ た 。
 再 開 に あ た り 、 図 書 館 側 か ら 注 文 が あ っ た 。
@ 当 日 マ ス ク 着 用 で 話 す こ と A 手 話 の 歌 は 止 め る こ と
  私 は 「 マ ス ク を し た ら 話 が 伝 わ り ま せ ん 。 手 話 の 歌 は 、 大 き な 声 を 出 し ま せ ん 」 と 答 え た 。
十 月 、 私 は 会 場 に 入 っ て 驚 い た 。 私 と 子 ど も た ち と の 間 に 、 バ ド ミ ン ト ン の ネ ッ ト の よ う な 高 さ の 透 明 シ ー ト が 、 左 右 の 棒 に 支 え ら れ て 、 床 に 届 く 長 さ で 張 っ て あ る の だ 。
 子 ど も た ち は 、 マ ス ク を つ け 、 一 人 一 枚 あ て の 畳 に 離 れ て 座 っ て い る 。 お 話 し 会 を 始 め た が 、 子 ど も た ち は 、 声 を 出 さ ず 、 笑 い も し な い で 黙 っ て 座 っ て い る 。 子 ど も た ち か ら は 、 私 が 水 族 館 の ガ ラ ス 越 し の 魚 の よ う に 見 え る ら し い 。 反 応 の な い 子 ど も に 話 す の は 不 気 味 で あ る 。
 後 で 、 子 ど も た ち に 聞 い て み た 。 学 校 で は 、
・ 必 ず マ ス ク を 付 け る ・ 大 き な 声 を 出 さ な い ・ 歌 わ な い
を 、 約 束 し て い る と の こ と 。 か な り 厳 し い ら し い 。
 私 は 、 手 話 通 訳 の マ ウ ス ガ ー ド を 使 っ て み た 。 口 元 が 相 手 に 見 え 、 自 分 の 声 が 響 き 、 話 が よ く 伝 わ る 。 早 速 、 図 書 館 側 に 、「 マ ウ ス ガ ー ド を 付 け る の で 、 シ ー ト を 外 し て ほ し い 」 と 、 お 願 い し た 。
 そ の 後 、 マ ウ ス ガ ー ド を つ け た 私 は 、 言 葉 が 伝 わ っ た と 感 じ て 嬉 し く な っ た 。「 ノ ン ち ゃ ん 」 と 子 ど も た ち と の 会 話 も 復 活 し た 。
 「 話 す こ と 」 は 、 聞 く 相 手 の 立 場 を 「 思 い や る こ と 」 か ら 始 ま る と 気 が つ い た 。 今 こ そ 、「 伝 え る た め の 良 い 方 法 を 、 み ん な で 、 謙 虚 に 考 え 合 う 時 だ 」 と 思 う 。
( 会 員 ・ 語 り 部 さ く ら 貝 代 表)
posted by 語り手たち at 20:06| Comment(0) | 太陽と月の詩