2010年04月30日

物語の力〜子どもの心を開かせるもの

山口県「物語の力〜子どもの心を開かせるもの」
報告:下松市 高原 佳子


私たちは「子どもと本をつなぐお手伝い」を合言葉に、読み聞かせや図書室整備をしている小学校のPTAグループです。会員三十名足らずのサークルですが、昨年十二月四日、本会のご支援をいただき、研修会とお話会を開きました。講師として櫻井美紀さんをお迎えしたこの師走の一日は、私たちの日々の活動を振り返る、とても意義のあるものとなりました。
午前中の研修会「読み聞かせから語りへ」では、語り手のイマジネーションの豊かさが、いかに声を通して聞き手に伝わっていくかが実感できたワークショップでした。また、午後からは花岡小学校の六年生に向けて、櫻井さんが語りの授業を行い、『十二頭の馬と浮島の娘』など、七話を語られました。
「お母さんも聞いたよね。馬が目の前に見えたよ!」と、帰宅後ランドセルを抱えたまま興奮して話したYさん。聞いてきたお話を、家族を前にノンストップで十分以上語ったNくんとFくん。最近友達とのいさかいで塞ぎがちだったMちゃんは、その日珍しく学校での出来事を話し、お母さんをびっくりさせました。その夜私たちのもとには、子どもたちの様子を報告する嬉しいメールがいくつも届きました。
その日語られた物語は、子どもたち一人ひとりの心に届き、子どもたちの心をいくらか開かせたように思えます。そして、これこそ「物語の力」だと、語り手の皆さんはわかっていらっしゃることでしょう。
posted by 語り手たち at 10:00| 地域活動支援