2012年12月20日

これまでの活動

これまでのの活動報告

 1977年に発足した「語り手たちの会」は2008年の7月25日をもって「NPO法人語り手たちの会」に組織を移行いたしました。本会は語り手たちの会の長い活動の歴史を生かして、さらに広い社会への足がかりを求めて新たなスタートを切ったのです。
 語り手たちの会の発足のとき11人だった会員は20年目には360名となり、2008年は420名が会員として籍を置いて、順調に全国(海外にも4名)で会を支える活動を行っています。
 これまでの歴史の中でその活動は多岐にわたり、子どものためのお話会・大人のための語りの会・研究会・講座・印刷物の発行・語りの祭りの支援・各地の語りのグループを支援する活動・海外の語り手を迎えるイベントなどを行いました。私たちが全国で語り続けた会で接した聞き手は、述べ数にすると何万にもわたる人々です。
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2008年11月23日

三十年の歴史をたどる 櫻井美紀

語り手たちの会から「NPO法人語り手たちの会」へ
三十年の歴史をたどる
報告・櫻井美紀

 1977年に発足した 語り手たちの会は2008年の7月25日をもって「NPO法人語り手たちの会」に組織を移行いたしました。本会は語り手たちの会の長い活動の歴史を生かして、さらに広い社会への足がかりを求めて新たなスタートを切ったのです。  
 語り手たちの会の発足のとき、11人だった会員は20年目の1999年には360名となり、2008年は420名が会員として籍を置いて、順調に全国(海外にも4名)で会を支える活動を行っています。
 その活動は多岐にわたり、子どものためのお話会・大人のための語りの会・研究会・講座・印刷物の発行・語りの祭りの支援・各地の語りのグループを支援する活動・海外の語り手を迎えるイベントなどを行いました。私たちが全国で語り続けた会で接した聞き手は、述べ数にすると何万にもわたる人々です。

 東京都中野区の中央図書館で担当する月1回のお話会は途切れることなく続いて本会の唯一の子どもと親への語りの会となっていますが、同様のことを全国の公立の図書館のお話会で会員たちが大事な地域活動の語りの事業として行って今日に至っています。
 さらに最近特に増えた活動は高齢者の施設を訪問して語ることで、語りはよい人間関係作りに役立つとともに心の安定を保つ効果をあげています。
 学校や園を訪問してボランティアで読み聞かせをする人も年々増えてきました。そのボランティアをしながら語りに挑戦する人も増え続けています。それらの活動からの要求で1997年から始まった「語り手たちの会十年連続語りのセミナー」は、この時期の特に大きな企画でした。合計8クラスの連続セミナーを開催、1クラスは25人から30人、10年間の修了者は213名となりました。
 発声訓練や表現の技術訓練と昔話の資料研究はもちろん組み込まれましたが、本会のセミナーの特徴は自分の語り口を作ることでした。昔話からの再話研究と自作のショート・ストーリーを作ることが課題に入りました。一期ごとの終了発表会には、涙あり笑いありの苦心の創作の語りが披露され、発表を聞きに集まった会員たちとお客様たちの大きな感動を呼びました。この10年間のセミナーのお蔭で、「語りは自分のことばで語るものだ」というスタンスが築かれたのです。それに加えて人生を語る語り《パーソナル・ストーリー》も欠かせない課題となりました。
 従来の各団体で行われる語り(お話)の講座では再話者(再話作家)の書いた昔話を覚えて語る作業が主となっていましたが、本会では自分の人生を込めた語りを目指します。テキスト丸覚えではなく、口承文学としての語りのアートを追求するセミナーの考え方は、2008年の「語りの基礎講座」にも受け継がれました。本会の講座・セミナーの特徴となって続けられることでしょう。
 語り手たちの会では年間2回の機関誌『語りの世界』を1985年に創刊、本年(2008年)の6月までに46冊を発行しました。会報『太陽と月の詩』は2008年11月までに182号を発行しました。
 語りの楽しさを語り手と聞き手が共有するには、語りの歴史を勉強することと、現代の海外の語りの現状を知ることが大事です。アメリカの語りと出会ったのは1990年頃で、やがて本会で海外のストーリーテラーを迎えてイベントを行うようになりました。海外の語り手たちのストーリーテリングの積極的な表現は、硬直した語りを解きほぐすよい参考となりました。
 本会では積極的に季節の語りの会を開いたり、夜の集会の企画で大人の楽しめる内容のものを揃えたり、女性ばかりの語りの会を脱却して男性も楽しむ語りの会を目指してきました。各地の語りのサークルの活動も32年間に目覚しく発展しました。
 語り手たちの会の運営は事務局・運営委員・世話人など、すべてボランティアの活動で支えられました。関わってくださったすべての皆様にお礼を申し上げます。
(2008年11月、NPO法人語り手たちの会理事長 櫻井美紀)
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2008年02月10日

「祝祭年間2007」終了の報告

◆「祝祭年間2007」終了の報告

会報『太陽と月の詩』2008年2月号の報告から掲載します。

「祝祭年間2007」を終えて〜語りの心を分かちあい、学びあった一年間でした〜
祝祭年間実行委員会総合プロデユーサー 末吉正子
 語り手たちの会創立三十周年を寿ぎ、年間を通し毎月語りのイベントを開催するという記念事業「祝祭年間2007」の全企画は、平成十九年十二月十六日(日)、「シンポジウム新しい語りの創造&創立三十周年記念祝賀会」をもって無事終了しました。
 一月の「新春語りの会」を皮切りに、二月、三月、五月、六月は「語りの歴史」連続講座、四月「桜語り」、七月「パーソナルストーリー」講座、八月「居酒屋で語ろう会」「ワークショップ 心と身体」、九月「語り・誕生から未来へ」、十月「スコットランドの風に吹かれて」仙台&京都公演、十一月「テラブレーションin桐生」、そして十二月「シンポジウム新しい語りの創造&創立三十周年記念祝賀会」と、毎月さまざまな語りのイベントが繰り広げられました。会報や会誌を通して各回の詳細はすでにご承知のことと思いますが、毎回、熱気に満ちた参加者の笑顔に支えられ充実した祝祭年間でした。
 のびやかに「自分の語り」を語りたい、自由に語るための確かなバックグラウンドを確立したい、という気持ちが熱意の源となり、「語ろう!わたしのことばで」を合言葉に、運営側も参加者も共に楽しく、語りの心を分かちあい、学びあった一年間でした。
 年間参加者延べ人数は約千百二十名。語りの初心者、ベテラン、そしてまた「語りって何?」という語り初体験の方々も含めて、豊かな語りの世界に出会い、希望を持って次のステップを踏み出すきっかけ作りにもなった企画の数々であったと自負しています。
 これらのイベントを毎月着実にこなしていくために、縁の下の力持ちとなって誠実に支え続けてくださった各イベントのプロデユ―サーはじめスタッフのみなさまに改めて感謝の意を表したいと思います。
 最後に、この祝祭年間のために運営委員会のメンバー全員で共同創作した詩「語ろう!わたしのことばで」をここに掲げます。


語ろう!わたしのことばで
はるかなる時を越え
聞こえ来る先人たちの声
その声に耳を澄まし
その教えに学ぶ
わたしたちは語り手です
腹の底から 笑い 泣き
届けたい 伝えたい 想いがあふれ
言の葉を紡ぎ出す
わたしたちは語り手です
紡ぎ出された言の葉は
聞き手の魂を搗き
ゆさぶって
ともに心の糸を成し
タペストリーを織り上げる
さあ 語ろう
あなたのことばで わたしのことばで
次代へ繋ごう
わたしのことばで あなたのことばで
わたしたちは語り手です
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