2019年08月03日
お話の国 夏の盛り特別編 2019/8
2019年03月22日
お話の国
いまから50年ほど昔書いた走り書きに少々手を加えて、
詩のようなものにしてみました。
声に出していただけたら幸いです。
ふしぎなたね
どこからきたのかわからない
くろいぼうしのおじさんが
ちいさなたねをもってきた
よくひのあたるつちのなか
うめてたくさんみずをやり
だいじにそだててやるんだよ
それだけいうとおじさんは
かぜといっしょにいなくなる
なんのたねかはわからない
くろいぼうしのおじさんの
ちいさなたねをまいてみた
よくひのあたるはるのひに
うめてたくさんみずをやり
だいじにそだててやりますと
ちいさなあおいくさのめが
あるひとうとうかおだした
なんのめなのかわからない
くろいぼうしのおじさんの
ちいさなふたばのびていく
よくひのあたるまどぎわで
のびてたくさんはをつけた
だいじにそだてているうちに
つぼみがふたつげんきよく
あるひ ひよっこりかおだした
なんのつぼみかわからない
くろいぼうしのおじさんの
ふたつのつぼみふくらんで
つきよのばんのまよなかに
ぱっとひらいてはなさいた
なんのはなかはわからない
けれどもとってもいいかおり
あさつゆあびてさいている
くろいぼうしのおじさんは
あれからすがたをみないけど
いつかどこかでまたあって
たねのおれいをいいたいな
すてきなはながさきました
はながちったらたねができ
こんどはわたしがそのたねを
どこかのこどもにとどけましょう
2019年02月04日
お話の国
新しい年の始まり
1月1日を年の初めとして祝うのは、太陽暦を採用している国々です。
月の満ち欠けを基準にしている太陰暦の1月1日は、その年によって太陽暦の1月21日か2月20日までのいずれかの日に毎年変わります。
その日を旧正月として祝う風習が今も残っており、中国では、春節と呼んで水餃子を食べて祝います。お隣の韓国ではクジョン、ベトナムではテト、日にちは違っても新しい年の始まりを寿ぐ心は共通です。
詩 新しい年の始まり
新しい年が始まると
古い年はどうなっちゃうの?
もういらないの? 捨てちゃうの?
でも 時間はつながってるのだから
なくなっちゃうはずはないよね?
なくならないと思うけどけど 過ぎてしまった時間を
二度と繰り返すことはできないよね。
でも その時間に考えたことやしたことは
心や体の中に記憶として残っていると思うんだ
だって 過ぎ去った時間があるから
いまのぼくがいるんだから
新しい年にどんなことをしようかな
あれもこれも
したいことがいっぱい
この次の新しい年の始まりには
誕生日ケーキのように
ロウソクが増えていくと
楽しいだろうな
そのロウソクがチョコレートで出来ていたら
もっと嬉しい