2017年10月29日

おはなしごっこ012 2017年後期

おはなしごっこ012 2017年後期


おはなしごっこ012が始まったよ

横浜市山内図書館との共催事業・

おはなしごっこ0121回目が10/26に行われました。

50組以上の応募から抽選で選ばれた15組の親子さん

これからどうぞよろしく!


チラシはこちらをクリックしてください ⇓

    【ちらし】 おはなしごっこ012H29年度 後期.pdf






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2017年10月24日

中野図書館お話会 【10月】報告

お話会の報告 107日(土)      東京都中野区立中央図書館お話会


10月7日(土)                    司会進行 須山優子

  


 久しぶりのお天気、お出かけ日和に図書館内は、しーん!でしたが、始まるころには、いつも来てくれる子をはじめ、たくさんの親子さんが集まってくれました。開始時間まで、まだおでんの時期にはちょっと早いかな、「おでんちゃん」で遊びました。

すっかり秋になったこの日、1部は、秋のおいしいものがいろいろ出てきました。2部は、お出かけに行きたくなるようなお話を集めました。3部は、秋色のおはなし特集です。

お話の世界に一緒に入って、お話に参加してくれたり、にこにこと聞いてくれた子ども達に、語り手も、ほっこり!をいっぱいもらいました。


第1部 テーマ おいしい秋! 子ども12人 大人9

・かきかきいくつ?(手袋人形) 高橋裕美

・ふたりのあさごはん(ペープサート)(『おはなしのろうそく16』東京子ども図書館)

清水加寿代

・りんごがコロコロコロリンコ(絵本)(三浦太郎 講談社) 高橋裕美

・おいしいおかゆ(語り)(『おはなしのろうそく1 』東京子ども図書館)清水加寿代

・あいうえおにぎり(パネル)(ねじめ正一『大きな声で読む詩の絵本』偕成社)須山優子


紹介図書                                 
りんごがコロコロコロリンコ 三浦太郎 講談社

おはなしのろうそく1&16 東京子ども図書館

モリくんのおいもカー かんべあやこ くもん出版

ばばばあちゃんのやきいもたいかい さとうわきこ 福音館

いろいろごはん 山岡ひかる くもん出版

おいしいよ かんざわとしこ ましませつこ こぐま社

うちのコロッケ 谷口國博 村上康成 世界文化社

りんごがたべたいねずみくん なかえよしを 上野紀子 ポプラ社

りんごのおじさん 竹下文子 鈴木まもる ハッピーオウル社

ナミチカのきのこがり 降矢なな 童心社

あめのひきのこは キンズバーグ 偕成社

じゃがいもポテトくん 長谷義史 小学館

あいうえおにぎり ねじめ正一 いとうひろし 偕成社



第2部 テーマ 楽しい秋!こども11人 大人7

・詩を3つ  清水加寿代

@くりのみぼうや(詩)(三越佐千夫『おはながわらった』絵本しのぶらんこ 清水清視・小海永二編)金の星社

Aえへん(詩)(工藤直子『のはらうたV』童話屋)

Bぶどうのふさ(詩)(水内喜久雄編『詩はうちゅう 3年 ポプラ社)     

・くりひろい(語り)(『小さなおはなし集3』おはなしかご) 須山優子

・おべんとうバス(パネル)(せべまさゆき ぴこちゃん絵本より ひかりのくに)高橋裕美

・まいごのどんぐり(絵本)(松成真理子 童心社) 清水加寿代

・りすとどんぐり(ペープ)(藤田浩子『語れやまんば』 須山優子


紹介図書                                 

まいごのどんぐり 松成真理子 童心社

おべんとうバス せべまさゆき ひかりのくに

語れやまんば 藤田浩子

ねむいねむいねずみ 佐々木マキ PHP研究所

ぼくのえんそく 穂高順也 長谷川義史 岩崎書店

とんぼのうんどうかい かこさとし 偕成社

小さなおはなし集3 おはなしかご

ぼくのジイちゃん くすのきしげのり 吉田尚令 佼成出版社

おべんともって 片山健 森山京 偕成社

おちばきょうそう 白土あつこ ひさかたチャイルド

もりのおふろやさん とよだかずひこ ひさかたチャイルド

もりいちばんのおともだち ふくざわゆみこ 福音館

さかさことばでうんどうかい 西村敏雄 福音館


 

第3部 テーマ おはなしの秋!愉快でほっこり こども8人 大人6

・ならなしとり(語り)(『おはなしのろうそく6』 東京子ども図書館) 清水加寿代

・やぎとコオロギ(語り)(『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社) 須山優子

・ずいてんさん(語り)(『こどものとも』 福音館)高橋裕美


紹介図書
おはなしのろうそく6 東京子ども図書館
子どもに語るイタリアの昔話 こぐま社
日本のわらい話 川崎太治 童心社
さんまいのおふだ 松谷みよ子 遠藤てるよ 童心社
やまなしもぎ 平野直再話 太田大八 福音館
あたまにかきのき 小沢正 田島征三 教育画劇

次回の中野区立中央図書館のお話会

11月4日(土)

1部 : 130分〜2時                幼児向け

2部 : 230分〜3         幼児・低学年向け

3部 : 315分〜345分           小学生向け


語り手 : 澤上しのぶ 村田厚子 新田安季子

司会  : 新田安季子



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2017年10月11日

10月のお話

ススキの花嫁さん


片岡輝・さく 花の内雅吉・絵


 の太陽にやかれて、野原のみどりいろの洋服は、もうすっかり色あせて、黄色っぽくなっていました。林の木の葉っぱたちのなかには、はやばやとオレンジや赤や金色の秋のファシッョンに衣替えをすませたおしゃれさんも見られます。

 十造は、朝から宝探しで大忙しです。ズボンの4つのポケットは、クヌギやコナラのドングリでパンパンですし、シャツの胸ポケットには、いろとりどりの落ち葉がぎっしりつまっています。

 細い木の枝には、モズが突き刺したカマキリがミイラになっていました。十造がお墓を作ってカマキリを埋めて林からでてくると、あたり一面、真っ白い穂をつけたススキが秋の風とラインダンスを踊っていました。


2017年10月イラスト@.jpg


 十造が、逃げ回るススキの穂をつかまえようと、爪先立って手をのばしたとたん、いきおいあまって、ススキの上にひっくりかえってしまいました。

 「ククククク…」

 笑い声にハッとして、辺りを見回すと、ネコジャラシのげじげじひげをつけた女の子が目の前に立って笑っています。

 「きみだあれ? どこの子?」

 「わたし、かんな。十月の子よ」

 「ふ〜ん。ぼくも十月生まれ。十造っていうんだ」

 十造は、宝物のドングリをポケットから出して、かんなのためによく回るコマを作りました。おかえしに、かんなはハトムギの実で数珠玉の首飾りを作って、十造の首にかけました。

 「女の子がネコジャラシのひげをつけるなんておかしいよ。ほら、こっちの方がよく似合う」

 十造が、ススキの穂でかんざしを作って、かんなの髪にさすと、チャラチャラ…とすてきな音がしました。かんながつけていたネコジャラシのひげは、十造の鼻の下で、立派なちょびひげになりました。

 「かんなちゃん、はなよめさんみたい」

 「十造くんは、かんなのおむこさんね」 


2017年10月イラストA.jpg                              


次の日、ちいさな花婿さんは、お庭でコスモスをつんで、ちいさな花嫁さんに贈るかわいい花束を作りました。一緒にプレゼントする星の形をした金平糖を入れたマッチ箱が、ポケットの中でさっきからコロコロと弾んだ音を立てています。


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 「かんなちゃん、どーこ?」

 十造の声が、ススキの原っぱを駆け巡ります。どんなちいさな物音でも聞きもらすまいと耳を澄ませても、「ククククク…」というかんなの笑い声は聞こえてきません。十造のほっぺに涙が2本の線を描きます。どこかでモズが、甲高く笑っています。

「おじいちゃん、かんなちゃんのお家をしらない?」

 おじいちゃんは、何を勘違いしたのか、

「神無月というのはな、日本中の神様が出雲の国にお集りになって、縁結びの相談をなさるんじゃ。神様がお留守になるので、神が無い月、神無月というんじゃよ。わかったかな? わからんじゃろうな」

 「わかってないのは、おじいちゃんのほうだい!」


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 十造は、町の方へ走って行きました。途中で会ったお米屋さんのおじさんが、かんなの家を教えてくれました。                 

「こんにちは、かんなちゃんいますか?」

「ええ、おりますよ。かんな、あなたにかわいいお客様ですよ!」

 「あら、だれかしら?」

 花嫁姿のお姉さんが、奥から顔をだしました。角隠しの白さが十造の目にしみます。(あ、郵便局のおねえさんだ!)


十造は、だまってコスモスの花束と金平糖の入ったマッチ箱を花嫁さんに渡すと、後を振り向かずに駆けだしました。

 「きょうは、いそがしいな。もうひとつ、コスモスの花束をつくらなくっちゃ!」

 ススキのちいさな花嫁さんがみつかるといいですね。


2017年10月イラストD.jpg


posted by 語り手たち at 21:17| Comment(0) | お話の国