2023年08月07日

東京都中野区立中央図書館お話会報告

中野区立中央図書館 お話会報告 

2023年8月5日

1部  2時〜2時20分  子ども7名、大人4名、見学者1名

テーマ「夏です!思いっきり水遊び!」  司会進行  伊知地晃子

@ 手遊び 「魚が跳ねて」 伊知地晃子

A 『うみ ざざざ』 絵本 ひがしなおこ作 くもん出版  瀧川倫子

B 『2匹のカエル そのぼうきれどうすんだ?』  絵本

クリス・ウォーメル作・絵  はたこうしろう訳    徳間書店  伊知地晃子

C 『いかだにのって』 絵本 とよたかずひこ作  アリス館  瀧川倫子

2部  3時〜3時20分   子ども2名  大人2名

テーマ「こわい・かわいい おばけの世界」   

@ 『おばけの親子』 手袋人形    瀧川倫子

A 『ゆうれいとどろぼう』 語り くろだかおる 作 せなけいこ絵  ひかりのくに  伊知地晃子

B 『ばけばけばけたくん  おまつりの巻』 絵本 岩田明子作・ 大日本図書 瀧川倫子

地球沸騰という言葉がふさわしい暑い日! 熱中症アラート

1部は1年生2人、年中さん2人、年少さん3人が集まりました。

まずは魚になって泳ぎ、元気にぴょーんとはねました。手遊びを一緒に歌える喜びを感じました。

続いて絵本で夏の海へ・・・さくさく、ざざざざざっぶーん・・・リズミカルな音に誘われ、青い海、白い砂浜、つやつやのきいろのうきぶくろ。夏の空気をいっぱいに感じた後は森の中の大きな池へ。すいれんの葉の上、リアルな2匹のカエルのかけあいがテンポよく、意外な展開に、大人も子どもも画面に集中していました。最後は『いかだにのって』 ゆーらり ゆらゆら ゆったりのんびりこぎだして、ハラハラドキドキ・・・最後はホッと笑顔になりました。 手作りのペットボトルレインステイックや金魚鉢もテーマに彩を添え、あっという間の20分でした。

2部は親子2組でしたが、おばけの親子の手袋人形への反応も良く、語りもしっかり聞いていました。最初はおばけを怖がっていた男の子が次第にお父さんの膝から離れ、紹介した絵本をゆっくり見て、選んで借りていきました。

報告 伊知地晃子

本 次回の中野区立中央図書館お話会は9月2日(土)です 本

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おはなし夢くらぶ 語りの会

第23回 おはなし夢くらぶ 語りの会

昔話、小説、童話、絵本等多様な語りをお楽しみください。

・日時:2023年9月24日(日)13:30〜

・場所:フチュール(府中市男女共同参画センター)
   
京王線中河原駅 徒歩1分

・参加費:500円

・問合せ:須山優子 090-1819−6118

     ↓ クリックすると大きくなります

第23回語りの会チラシ_page-0001.jpg
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2023年08月05日

太陽と月の詩 N0.241 巻頭言

楽しくて ー 物語 

北海道 苫小牧市  墨谷 真澄 

  

「人ってそれぞれが一冊の本ですよね」と、店のお客さんがふと言った。「その通りだね」と、私も深く頷いた。 

 ブックカフェをオープンして六年になる。本と飲み物しかない小さな店だが、時にお客さんと話が深まり、辛かった時のこと、あるいは深刻な家族の話などを聞くことも少なくない。その度に人はそれぞれが自分の物語を生きているのだと感じ、まさに一冊の本だと思わずにはいられない。

 そんなお客さん何人かと店でお話会を始めることになった。きっかけは君川みち子先生。オープン間もない頃、思いがけず店でお話会をしてくださったのだ。日頃二〜三人程しか来ない店も、その日ばかりは二十名の定員であふれ、君川先生の山形の物語をゆっくり味わい、心の奥から楽しめる幸せな時を会場皆で共有することができた。その楽しく幸せな余韻は消えずに自分たちも語りたいという想いになって、語りの会のスタートとなった。 

 「夕暮れおはなし会」月に一度、仕事や用事を終えたメンバーが集まり、自分のペースでゆっくり語り合う、上手下手ではなく語る事そのことを楽しめる会となった。 

 そうこうしているうちに絵本の読み聞かせの人もいっしょにさせてほしい…さらには朗読の人たちも…ということで、結局ジャンルを問わず自由なお話の会となった。正直こんなごちゃまぜの会  で良いのだろうかと悩んでもいるのであるが、仕事で疲れていても、雪降る寒い日も〃楽しくて〃と集まる人たちを断ることはできない。また会を重ねる度にメンバー一人一人の語り、あるいは読み聞かせや朗読は、その人の今生きている物語と続いているように思えてきて、いっそう味わい深くより楽しいものと感じるようになってきた。 

  みんな物語に会いたくて、楽しみたくて、毎月第三木曜日の六時半に集まって来る。 

 それぞれが思い思いに物語を伝え、また受け止め合って、それが喜びとなるのだろう。 

 お話会のあとはコーヒータイム。軽いおしゃべりもまた笑いが続く。 

そして、「ではまた来月ね」と、皆がそれぞれ自分の場所に帰って行く。

(会員)

posted by 語り手たち at 08:19| Comment(0) | 出版物