2018年03月05日

佳穂ちゃんの朝小レポート!

いよいよ 「青い地球にことばの種を!」です。

出演者の大井田佳穂ちゃんが 3/3の朝日小学生新聞に朝小レポーターとして

記事を書いてくれました

「語りで観客を話の世界へ」という題で

「わたしは最近『語り』をがんばっています。」

という書き出しです。

頑張った成果はちゃんとでていますよ。


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2018年02月20日

明日の語り手プロジェクト ブルースター・オーディション開催

明日の語り手プロジェクト 

       ブルースター・オーディション開催


218日、ブルースター・オーディションが開かれました。

去年から見守ってきたみんなの成長ぶりに感動でした。

2人がブルースターに選ばれましたが

参加者全員それぞれの個性を生かした語りがとてもよかったですよ!

34日の「青い地球にことばの種を!」に来てくださるみなさん、楽しみにしてくださいね。




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2018年02月19日

2月のお話

 銀河へ飛んだ樹々


片岡輝・文 

花之内雅吉・絵


 高い丘の上に建つ樹々の家の二階の窓から、まるでハリネズミの針ように、細くとがった枝を空に向けて背比べをしている雑木林が見えます。

 2月生まれの樹々の名前は、如月(きさらぎ)のき≠ニぎ≠とって、丘を取り巻く樹々の字を当ててつけられました。しっかりと大地に根を張って、たくましく育ってほしいというお父さんとお母さんの願いがこめられているのです。

 樹々は、さっきから空の雲に頼み事をしています。雲はいかにも困ったという顔して、「そりゃ無理というものですよ。いくらぼくが頑張っても昼を夜にすることはできませんね」


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々は、いつもより1時間でも1分でも早く夜にしてほしいと、雲に頼んでいたのです。

 リビングから、ケイタイでおしゃべりをしているお母さんの声が聞こえてきます。「2月って、ほんとにあっという間ね。2月のことを逃げる2月っていうんですってよ。あら、もうこんな時間!急いでお夕食の支度をしなくっちゃ。お宅のおかずはなーに?あら、うちもおなじにしようかしら

 お母さんが長話をしているうちに、空が暗くなって、樹々が首を長くして待っていた夜がやってきました。

             


 ごはんは、樹々の大好きなカレーライスでした。

 「あら、樹々ちゃん、お変わりは?」

 「もう、おなかいっぱい! ねえ、はやくかげえあそびしてよ、ねえ、はやく!」

 「あなた、ほんとにパパそっくりでせっかちなんだから。じゃあ、リビングの電気を消して日本間の障子の前に座ってちょうだい」

 樹々がスイッチを切ると、お母さんの姿は障子の向こう側に消えていて、「こんこんこんこんばんは」と、キツネがぺこりとおじぎをするのでした。

 「キツネさん、こんどはネコにばけてみせて」

樹々が頼むと


A銀河へ飛んだ樹々.jpg


ツネがくるんとでんぐりがえって、「にゃーおん」と、もうネコになっていました。

 ネコは、しっぽをぴんと立てて、キッチンの方へと歩いて行きます。

 「あ、カレーのおなべをなめちゃだめ!」

 すると、「うー、わんわんわん」イヌが飛び出してきて、ネコに大きな口をあけて吠えかかります。ネコはサッと姿を消しましたと、その時です。とつぜん、雲をつくような大男が現れ、今にもイヌを踏みつぶさんばかりに迫ってきます。樹々は、思わず大声で叫んでいました。「イヌをふまないで!」

 「ははははは、ぼくだよ。お父さんだよ。ただいまー」

 「おかえりなさーい! びっくりしちゃった」


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の夜、樹々はなかなか寝付かれませんでした。窓に映る影を見るともなく見ていると、「バサバサバサ」と何かが羽ばたくような鋭い音がして、大きな影がベッドに横になっていた樹々の上に覆いかぶさりました。

 「樹々ちゃん、さ、いそいでぼくの背中に飛び乗って!」

 樹々は跳ね起きると、翼を広げている夜鷹の背に飛び乗りました。

 樹々を乗せた夜鷹は、力強くはばたいて、星のダイヤモンドがきらめく夜空に向かって舞い上がりました。


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鷹が、ふわりと舞い降りたのは、金色に輝く月の上でした。クレーターの中からウサギが現れて、樹々とぴょんぴょんダンスを踊りました。月では、誰でもトランポリンの選手みたいに軽々と飛び上がることができます。

 樹々が調子に乗って月の砂漠を思いっきり蹴ると,体がぽわぽわぽわんと浮き上がり、まるで手がそれた手毬のようにとんでとんで、気が付くと、銀河のはずれに独りぼっちで浮かんでいるのでした。

 樹々が途方に暮れていると、星のかげからキツネやネコやイヌがあらわれ、けらけら笑いながら、おいでおいでと、手招きするのでした。


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